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「ふたば系ゆっくりいじめ 1173 縁日に行こう/コメントログ」 ゆっくり側からの視点がないから恐怖感が少ないかも、まぁ露天とゆっくりとのコラボを見せたいんだったらこの形が良いのかもね -- 2010-05-17 04 38 14 夢のような祭りじゃないか -- 2010-07-10 23 48 57 将来の虐待鬼意山に幸あれ -- 2010-12-11 15 57 49 ふらんちゃん可愛い -- 2012-01-05 09 50 02 この作者、一部のゆっくりばかり優遇しているな。 -- 2012-10-09 00 18 12 こんな祭あったらいきたいな -- 2013-07-11 05 12 58 ブロリー「おじさん、饅頭団子1つくれ。」DIO「俺にも、1つ。」おじさん「はい毎度割り」 -- 2014-11-08 23 37 38 スマートボールを知らない世代です。 似たようなボードゲームなら買ったことあるが、 縁日でスマートボールなんて見たことないww ※射的は劇鉄を引いてから玉を詰める。 大抵、商品はオモリが仕込まれ棚は前屈みに傾いているので、後ろに落ちない。 紐引きは、当たりに繋がっていないからやっても無駄。 -- 2018-01-05 19 10 28 ↓追記。 紐引きは、全紐の本数と商品数から当たる確率を計算して、 店主に訴える。 ※「暗○教室」参照。 -- 2018-01-05 19 15 08
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「ふたば系ゆっくりいじめ 327 お兄さんのトラウマ/コメントログ」 糖尿になんぞ!! -- 2010-09-12 02 11 23 このお兄さんは邪気眼の持ち主かw -- 2010-09-22 20 53 51 給食にゆっくりが出るとかうらやましい -- 2011-03-17 22 31 06 黒や赤や緑や青のゆっくり あお…?みど…り…? -- 2012-03-05 21 43 47 き...希少種まじってなかったか...なんだどぅ~? -- 2012-09-20 09 42 28 こいつら数百万レベルの価値があるんじゃないのか? -- 2013-01-18 09 13 05 え~と何か希少種混ざってたような -- 2013-07-17 08 10 50 希少種いたよ!? -- 2014-02-02 10 41 17 KANENOMUDA -- 2016-10-07 16 52 13 トラウマって他人からしたら「その程度のことがトラウマ!?」てなこと多いよね~ でも逆に「その程度のことに対処できない状況」になったからトラウマになる。 ···私はイジメが原因のトラウマがあるから、読んでいてつらかった。 -- 2018-01-24 02 03 13
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「ふたば系ゆっくりいじめ 174 ぱちぇと学ぼう!ゆっくりライフ/コメントログ」 地獄のミサワ思い出した -- 2010-09-27 00 43 48 ちょwwメタ発言ww -- 2011-02-14 09 28 47 メタ会話好きだよぉ -- 2014-05-06 20 16 19 6.てんこのインモラルスタディ 学校にしばらく匿われたぱちぇが目撃したのは、てんこのアブノーマルな性生活であった。 とても文字では記述できないド変態プレイの数々に、検閲が入りました。削除。 それを排除するなんてとんでもない!! -- 2014-07-31 09 50 03 ドスの子供のまりさがマフィアの元締めになるのかな -- 2021-08-15 20 42 09
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TAKE IT EASY! 12KB 差別・格差 追放 群れ 野良ゆ 自然界 二番煎じかもしれない… 注:例のごとく、ゆっくりの言語能力、思考能力を超過しています。後半部分が顕著です。 気がつけばそうなっていて、もうどうしたらいいか判りません……。 ・過去作品 ふたば系ゆっくりいじめ 709 五体のおうち宣言 ふたば系ゆっくりいじめ 713 最後に聞く言葉 ふたば系ゆっくりいじめ 722 育て親への説教 nue052 にんげんをたおして ふたば系ゆっくりいじめ 787 ふたりなら 作者:ハンダゴテあき マリサはアメリカで生まれたゆっくりだった。 言葉をすべて英語で話し、 「ゆっくりしていってね!」 という、ゆっくりにとって御馴染の台詞を 「TAKE IT EASY!」 と、何の疑いもなく使っていた。 ある日、マリサは捨てられた。 仕事の都合で、アメリカから日本に滞在していた飼い主に、ある日突然捨てられた。 マリサは何故自分が捨てられたのか理解できなかった。 捨てられる直前、何故飼い主がひどく冷めた顔をしているのか判らなかった。 自分以外に何も入っていない段ボールのみで、これからどうやって生きていけばいいのか、 マリサには判らなかった。 マリサは段ボールから出て、近くにあった森へ入った。 周囲に目を配らし、食べ物を探した。 野良の経験がないマリサは、どれが美味しくて、どれが不味いのか判らなかった。 とにかく食べられそうなものをちぎり取り、帽子に詰めていった。 毒にあたってしまわないか不安になりながら、狩りを続けていると、一匹のゆっくりが眼に入った。 自分と同じように狩りをしているように見える成まりさだった。 「TAKE IT EASY!」 マリサは思わず声をかけていた。 先ほどまで抱いていた孤独が一気に吹き飛ぶのをマリサは感じていた。 花の蜜を吸っていた蝶を捕まえていた成まりさは声がした方を振り向いた。 マリサは堪らなく嬉しくなり、ぴょんぴょんと跳ねて近づいていった。 けれど距離は縮まらなかった。 「ゆっ! へんなことばをしゃべるゆっくりだぜ! ゆっくりできないゆっくりなんだぜ!」 成まりさは怯えた表情しながら、マリサから逃げて行った。 マリサは何故自分から遠ざかっていくのか判らなかった。 成まりさが何と言ったのか、何故怯えているのか判らなかった。 遠ざかっていく成まりさを見つめながら、マリサはポツリと立ち尽くしていた。 その日、森の中で会うゆっくりにマリサは「TAKE IT EASY!」と声をかけて回った。 けれど誰も好意的に受け止めてくれるゆっくりはいなかった。 あるゆっくりは、初めに出会った成まりさと同じように逃げ出し、 あるゆっくりは、ゆっくりできないものとして暴力を振るい、 あるゆっくりは、マリサがいないものとして通り過ぎて行った。 痛みつけられた箇所を庇うように歩きながら、マリサは再び「なぜ」と思った。 自分はただ「TAKE IT EASY!」と声をかけているだけだった。 どうして誰も「TAKE IT EASY!」と返してくれないのだろうか。 そう返してくれなくても、どうして優しく接してくれないのか。 夜、マリサは段ボールの中で独り、口に合わない食料を噛み締めしめていた。 マリサはもう「TAKE IT EASY!」という言葉を使う気が失せていた。 アメリカ出身であることが敬遠される原因であることを、マリサは薄々ながら感じていた。 幸せになれない食事を終え、マリサはある決意を胸に眠りについた。 翌朝、マリサは段ボールを引き摺りながら、今いる森から離れていった。 「ゆゆー♪ おかあしゃんといっしょのおしゃんぽはたのしいんだじぇ♪」 とある森で赤まりさと親れいむが散歩をしていた。 二日ほど雨が続き、久しぶりとなる散歩を赤まりさは心ゆくままに満喫していた。 「おかあしゃん! まりしゃ、こっちのみちしゃんにすすみたいんだじぇ!」 「ゆふふ、おちびちゃんはこうきしんおうせいだね」 いつもと違う道をゆっくりの親子は進んでいった。 赤まりさはどんどん前へ進んでいき、親れいむは見失わない程度に追いかけていった。 「ゆっ! だれかいりゅよ。ゆっきゅりしちぇいってにぇ!」 背を向けたゆっくりまりさを見つけた赤まりさは、舌足らずに声をかけた。 けれど背を向けるゆっくりまりさは振り返らず、声を返そうともしなかった。 「ゆっ! にゃにむししちぇるの? まりしゃがゆっきゅりしちぇいってにぇっていっちぇるんだよ?」 無視されたことに苛立ち、赤まりさは体当たりをしてやろうと 背を向けたままのゆっくりまりさに近づいていった。 親れいむは赤まりさが体当たりをしようとしているゆっくりまりさが、 あのゆっくりであることに気付き、赤まりさを全速力で止めに入った。 「ゆっ! だめだよおちびちゃん!」 赤まりさの目の前に親れいむが立ち塞がる。 親れいむの理解出来ない横やりに赤まりさは苛立ちを覚えた。 「にゃんで! まりしゃのあいしゃつ、むししちゃんだよ!」 「むしはいけないことだよ、おちびちゃん。でもね……」 「やっぴゃり! まりしゃがただしいだじぇ!」 赤まりさは親れいむの横を抜け、未だ背を向けたままのゆっくりまりさに体当たりをした。 「まりしゃもむししちゃばつだじぇ! ないてあやみゃってもおそいんだじぇ!」 ゆっくりまりさの背中に、赤まりさは親れいむが捕まえるまで何度も体当たりをした。 それが赤まりさにとって功を奏したのか、小さく汚れただけの背中が、 こちらへ向かって動こうとしているのをゆっくりの親子は見ていた。 「ゆっ! さっきもいっちゃよ! ないてあやみゃってもおそい……んだ……じぇ……」 赤まりさは言葉を失う。 目の前に立つゆっくりの眼が、ひどく疲れ果てたように見えた。 「おかあしゃん! きょわいんだじぇ!」 赤まりさはゆっくりまりさの顔に怯え、親れいむの後ろへ隠れた。 ゆっくりまりさはそれを眺めながら、怒ろうともせず、一度だけ会釈をし、去っていった。 「おかあしゃん、しゃっきのなんにゃの?」 ゆっくりまりさが見えなくなった後で、赤まりさは親れいむに尋ねた。 親れいむは複雑そうな表情を浮かべながら、こう答えた。 「あのまりさはね、なにもきこえなくて、なにもしゃべれない、 かわいそうなゆっくりなんだよ」 喋らなければ異国からきたことがばれないとマリサは考えた。 何も聞こえないふりをすれば、言葉を理解していないことを誤魔化せるとマリサは信じた。 二つを満たせば、少しだけ変な顔をした、 この国出身のゆっくりだと思われるのではないかとマリサは思った。 移動した森の先でマリサは一つの群れと出会った。 マリサは考えていたことを実行した。 決して喋らず、聞こえないふりをし続けた。 群れの長はマリサが喋れないこと、何も聞こえないことを理解し、群れ全体に、 マリサを“放っておくこと”を指示した。 マリサはその指示を聞こえてはいたものの、どういう意味をもつのか理解していなかった。 マリサは独りで生き続けていた。 森の端で群れに迷惑をかけないよう、ひっそりと暮らした。 初めは分からなかった食糧の選別もある程度出来るようになっていた。 何が危険なのかも身をもって味わい、理解した。 新しい巣となった洞穴の中で、マリサは木の実を食べながら、 「TAKE IT EASY!」と駆け回っていた自分を思い出した。 二度とあの辛みは味わいたくなかった。 声をかけただけで、嫌な顔をされ、体当たりされ、無視されるのが嫌だった。 今いる森の群れは、どういうわけかマリサを放っておいてくれている。 時折嫌な顔をされることはあるが、体当たりされることはなくなった。 声を出さない、聞こえないふりをしたことが功を奏したのだとマリサは思った。 自分の選択は間違っていない。 マリサはそう思いたかった。 「慢慢地做! (ゆっくりしていってね!)」 ある日、マリサは狩りをしていると、聞き慣れない声が聞こえてきた。 自然を装いながら声がした方を向くと、 一匹の見知らぬまりさが群れのれいむに声をかけているところだった。 マリサが草陰に隠れながら、その様子を窺った。 「慢慢地做!」 再度、見知らぬまりさが声をあげる。 マリサは何と言っているのか聞き取れなかったが、 語感から「ゆっくりしていってね!」と言っているのではないかと察した。 「ゆっ! なにいっているのかわからないよ! なんかこわいよ!」 群れのれいむは、ばつが悪そうな表情をし、その場を逃げ出して行った。 それを見届ける、見知らぬまりさの困惑した表情を見て、マリサは以前の自分を思い出した。 あのまりさも自分と同じ道を歩むのだろうか。 通りがかった群れのゆっくりに、再び声をかけるまりさを見ながら、マリサは考えていた。 それから二日が経った。 いつも通り、独りで目覚め、独りで朝食を摂り、独りで狩りに出かけて行った。 淡々と帽子に食糧を詰め込んでいると、一匹のまりさが眼に入った。 以前の聞き慣れない言葉を使うまりさだった。 「慢慢地做!」 まりさは二日前と変わらず、視界に入ったゆっくりに声をかけていた。 しかし誰もが嫌なそうな顔をし、去っていった。 その光景を見て、マリサはひどく心が痛んだ。 マリサは静かにこの場を去り、狩りを続けた。 いつもより多く食料を集め、巣に戻り、 いつもの食事の四分の一にも満たない量だけを口に入れた。 二週間の時が流れた。 マリサは二週間の間、巣に閉じ籠っていた。 あのまりさが見たくない一心の行動だった。 けれど細々と食い繋いでいた食料は尽き果ててしまい、 マリサはなるべく近くで食料を集めようと巣を出た。 しかし運悪く、巣の近くにあのまりさの姿があった。 「慢慢地做!」 あのまりさは通りがかった群れのれいむに相も変わらずその言葉を使っていた。 やめろ、とマリサは思った。 嫌な顔をされるだけだ、と言ってやりたかった。 何も言わなければ悲しい思いをしなくて済む。 どうしてそのことが理解できないのだと、マリサは心の中で嘆いた。 「慢慢地做!」 再度、聞き慣れない声が響き渡る。 もう見ていたくない。 マリサは狩りを諦め、巣に戻ろうとした。 「ゆっくりしていってね!」 えっ、と思い、マリサは振り返った。 そこには群れのれいむと、あのまりさが、笑い合っている光景があった。 まりさは、中国で生まれたゆっくりだった。 言葉をすべて中国語で話し、 「ゆっくりしていってね!」 という、ゆっくりにとって御馴染の台詞を 「慢慢地做!」 と、何の疑いもなく使っていた。 ある日、まりさは捨てられた。 仕事の都合で、中国から日本に滞在していた飼い主に捨てられた。 まりさは何故自分が捨てられたのか理解していた。 飼い主が泣きながら、お金がないことをまりさに伝えていた。 まりさは静かにそれを受け入れた。 少しだけ餌の入った段ボールの中、まりさはこれからどうやって生きていこうか考えていた。 まりさは段ボールから出て、近くにあった森へ入った。 周囲に目を配らし、食べ物を探した。 野良の経験がないまりさは、どれが美味しくて、どれが不味いのか判らなかった。 とにかく食べられそうなものをちぎり取り、帽子に詰めていった。 美味しいものが混じっていることを祈りながら、狩りを続けていると、一匹のゆっくりが眼に入った。 自分と同じように狩りをしているように見える成れいむだった。 「慢慢地做!」 まりさは思わず声をかけていた。 帽子に入った食料のことを尋ねようと思った。 もし食べられるものが入っていたら、一緒に食べてゆっくりしようと考えていた。 地面を這う芋虫を捕まえていた成れいむは声がした方を振り向いた。 まりさはもう一度、「慢慢地做!」と叫んだ。 「ゆっ! なにいっているのかわからないよ! なんかこわいよ!」 けれど成れいむは怯えた表情し、まりさから逃げて行った。 まりさは何故自分から遠ざかっていくのか判らなかった。 成れいむが何と言ったのか、何故怯えているのか判らなかった。 遠ざかっていく成れいむを見つめながら、まりさはポツリと立ち尽くしていた。 その日、森の中で会うゆっくりにまりさは、 「慢慢地做!」と声をかけて回った。 けれど誰も好意的に受け止めてくれるゆっくりはいなかった。 あるゆっくりは、初めに出会った成れいむと同じように逃げ出し、 あるゆっくりは、ゆっくりできないものとして暴力を振るい、 あるゆっくりは、まりさがいないものとして通り過ぎて行った。 痛みつけられた箇所を庇うように歩きながら、まりさは再び「なぜ」と思った。 自分はただ「慢慢地做!」と声をかけているだけだった。 どうして誰も「慢慢地做!」と返してくれないのだろうか。 そう返してくれなくても、どうして優しく接してくれないのか。 夜、まりさは段ボールの中で独り、口に合わない食料を噛み締めしめていた。 まりさは明日も「慢慢地做!」と 言ってまわろうと考えていた。 自分は間違ったことはしていない。 いつか誰かは優しく接してくれる。 まりさはそう信じた。 十日ほどひたすら挨拶に回っていたまりさを群れは徐々に受け入れ始めていた。 「慢慢地做!」という言葉に、 あるゆっくりが「ゆっくりしていってね!」と返したことが皮切りとなって、 群れのゆっくりは皆、まりさに挨拶をされればそう返すようになった。 自ら声をかけるゆっくりも現れるようになった。 まりさは群れに打ち解けていった。 ある日、まりさが毒キノコを咥えようとしていたとき、それを止めてくれるゆっくりがいた。 そのゆっくりはまりさの帽子に入っていた食料の、 どれが美味しくて、どれが不味いかを身振りで教えた。 まりさは真剣にそれを聞き、お礼として、美味しく食べられるものを多く渡した。 次の日もまりさが狩りをしていると昨日のゆっくりが現れ、 今度は森の中を回りながら、どれが美味しくて、それが不味いかを身振りで教えてくれた。 まりさは再びお礼を渡そうとしたが、そのゆっくりは受け取らず、 一緒に食べようというモーションをとった。 それから先、まりさはそのゆっくりといつも一緒だった。 狩りを共にし、食事を共にし、遊び合った。 まりさは言葉が通じなくても幸せを感じていた。 外が怖くて仕方なかった。 あのまりさを見るのが怖かった。 群れのゆっくりと笑い合うまりさを見てから一週間、マリサは巣に閉じ籠っていた。 絶食の日々だった。 襲いかかる空腹に耐えきれず、マリサはあんよを引き摺りながら巣を出た。 近くに生えた雑草を懸命に集めた。 しかし、量が少なく、マリサは少しだけ遠くに出ることにした。 けれどそれがいけなかった。 視界にあのまりさが入っていた。 群れのまりさと楽しそうに遊んでいた。 咥えていた雑草をマリサはポトリと落とし、マリサは全速力で巣に戻った。 巣の中で蹲りながら、マリサは「なぜ…」と思った。 疑問に思ったわけではない、自分はなぜこの道を選んでしまったのだと思っていた。 あのまりさはずっと声をかけ続けたのだろう。 自分が一日で諦めてしまったことを何日も繰り返したのだろう。 早く苦しみから逃れようとせず、立ち向かったのだろう。 なぜ自分はそうしなかったのだろう。 目先にとらわれてしまったのだろう。 あのゆっくりのようになりたい。 あのゆっくりのように仲間と笑いあいたい。 マリサは両目から大粒の涙を零した。 けれどそれはもう叶わない。 自分は嘘をついてしまった。 何も喋れなく、何も聞こえないという嘘をついた。 本当のことを話しても誰も受け入れてくれないだろう。 巣を仄かに照らしていた光が消える。 マリサは瞳を閉じ、時間が経つのを待った。 朽ち果てていくのをひたすら待ち続けていた。 中国語の翻訳はgoo翻訳を使っています。 実際は違うかもしれません。 ・あとがき 毎回SSを書いていて自分でも中途半端な印象を受ける。 過程を上手く書ける人は本当に凄いと思います。 最後まで読んでくださった方ありがとうございました。 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ↓×1の言ってることは正しいと思うよ? 喋れないめーりん種をゲスとして排除する通常種が、 言葉の通じない相手に、ここまで優しい訳がない。 -- 2018-01-22 21 56 48 この群れが友好的だったから中国まりさはたまたまうまくいっただけっていうのは浅い考えかな 異質な物を排除するような閉鎖的な群れだったら米マリサのようにやり過ごした方が賢明だっただろうし これだけ見たら諦めずにがんばった中国まりさの気持ちが通じたって美談みたいだけど、自身の異質さを アピールしてまわって群れの秩序を乱す奴って感じで何らかの形で処分をされてたかもしれないし -- 2013-05-26 00 32 07 これは・・・閉鎖的社会に投げ込まれた異質の葛藤を描いた超社会風刺的な意欲作だ!! なんて。 米マリサは目先のゆっくりに囚われ、中まりさはロングスパンでの自己ゆっくりを実現したのか。ある種、人間でもありえるだけに考えさせられるね。 -- 2011-10-07 03 43 12 いいと思います もう少し続きがあればなぁ… そのまま長くするなら中国まりさが米国まりさに話しかけるとか -- 2011-06-10 21 01 20
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「ふたば系ゆっくりいじめ 475 野良ゆっくりの一家の訪問を受けた/コメントログ」 「ふたば系ゆっくりいじめ 202 そして家族の崩壊」のシリーズ 最初の家族:父まりさ、養子キモまりさ(父まりさをおかーしゃんと呼ぶ)、末妹れいむ(親権は離婚れいむに有り。よく父まりさの所に遊びに来るという設定だったのでそのまま居着いたのだろう) 2つ目:離婚した母れいむ、{姉れいむ、妹まりさ}(この姉妹の行動が離婚の一因でもある。おにいさんに姉妹と一緒に離婚したれいむが住むことに目を瞑って貰っている模様) 3つ目:今回登場した母れいむ、生き残った子れいむと子まりさ。子れいむの方は逃げた父親のゲス因子がたぶん多め 4つ目:今回登場した父まりさ、母ありす、そして子まりさと子ありす -- 2010-01-26 01 23 14 このシリーズ好きだわ~、現代にゆっくりがいたらまさにこれって感じがするわ~ -- 2010-07-23 14 51 43 文句言いつつも何だかんだで助けてるんだなぁ…このお兄さん好きだ。 そして、さなえゲットしたおねえさん、ラッキーすぎるw -- 2010-10-11 22 41 25 何と言う優しい人だ…でもまあゆっくりさなえは欲しいな -- 2010-10-24 03 38 44 女性の作者は父まりさ:ゲス、母れいむ:母性(笑)の設定を好むよね -- 2010-11-12 00 38 11 最初の家族の子れいむ…すっげえゲスだな… てっきりあいつは死ぬかと思ったんだが生きのこりやがった…。…軽々しくゆっくりを潰さないのがこのお兄さんのいいところだし、まあ仕方あるまい。 -- 2011-01-17 00 32 20 ゲス人間てそんなゲス? -- 2016-01-15 10 58 38 何がゲス人間なんだゲス? -- 2016-02-28 07 26 15 やっぱりこのお兄さんゆっくりに詳しいよな~。職業何やってるんだろう?何でこんなに詳しいのかね~? ・不味くて高いエサ→濃い味に慣れさせず、健康を考えたエサ ・キモまりさの件→元野良ゆっくりが見ず知らずの孤児を殺す可能性があるから ・今回の他一家訪問時の対応→野良の現状を正しく理解させ、生存率を上げた ・お姉さんの野良さなえ→素人目には分からない病原菌の危惧(ゴキブリを食べる野良を素手で触って平気だとでも?) -- 2018-01-03 16 30 24 ↓×2、↓×3 野良れいむ一家から金銭を強奪するのは、少なくとも善良的な人間ではないよな? ※説明文のヤフ○クは、さなえの価値に気付かないことか? -- 2018-01-03 16 36 32
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「ふたば系ゆっくりいじめ 1015 落語「ぱちぇ烏」/コメントログ」 まちょりーはきもい。ふつうの胴付きでいい。話は面白い。 -- 2010-07-19 05 55 55 落語ネタの傑作。トンチの効いた展開に大笑い。 -- 2010-08-24 01 45 14 なんだこの下げww -- 2010-11-20 15 39 18 「たったいちじのちがい」すげえww -- 2011-09-10 16 31 51 SSでまっちょりー久々に見たww そして、これまたBボタンキャンセルとか懐かしいwww -- 2018-02-27 23 29 27 Bボタンキャンセルってポ○モンじゃないんだしさあww -- 2023-04-22 10 37 24
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「ふたば系ゆっくりいじめ 210 ぱちゅりーのお話 第1話/コメントログ」 探したけど続きが無かった、投稿から大分時間は経ってると思うんだが、これもまた中途半端な作品 なのだろうか? -- 2012-12-19 11 09 33
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「ふたば系ゆっくりいじめ 780 そして扉は閉ざされた/コメントログ」 実際、れいむのお歌はどんなものなのだろうか?聞きたい。 -- 2010-07-19 05 49 40 数人で集まって、大声で不協和音を奏でながらゆーゆー言ってみればいいと思う 聞くに堪えないぞ、多分 -- 2010-08-02 11 59 48 ギャワーwww 焼却炉をお家にするとは感心した生ゴミですね。駆除する手間が一つ省けたw -- 2010-11-03 21 12 59 上手いw -- 2010-12-06 16 29 16 ゆっくり焼かれていってね♪ -- 2011-07-23 15 41 54 おもしろかったwこれぞ小話って感じで上手いですねw -- 2011-08-19 12 43 25 ゆっくりの断末魔は最高の歌だなぁ もっとゆっくりしたかったは論外 -- 2014-08-01 21 47 40
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『幸せ』 制裁 19KB 「幸せ」 ※テンプレです ※現代設定(?)です ※独自設定があります ※心の底から愛されるゆっくりが登場します ※心の底から憎まれるゆっくりが登場します ありすは幸せだった。 今は12月。 冬の最初の氷雨が、夜の街に落ちかかっていた。 野生や野良のゆっくりにとっては、最も厳しい時期である。 だけどありすは、とってもゆっくりしていた。 ありすがいるのは“とかいは”な人間さんのおうちの中。 外の寒さなど微塵も感じさせない暖かさに包まれて、ありすは眠っていた。 その横で、2匹の子ありすたちが、すぅ…すぅ…、と幸せそうな笑顔で愛らしい寝息を立てている。 ありす親子が寝ているのは、ふかふかのベッド。 周りには、室内用遊具や玩具などが転がっている。 どれもゆっくり専用として、特別に作られたものだ。 そして、そんなありすたちの様子を見つめる、1人の人間。 「眠ったか…」 そう言うと、彼は仲良く眠る親子を起こさないように、そっと扉を閉め、部屋から出て行った。 * * * * * * * * * 翌朝、目が覚めた親ありすは子供たちに朝の挨拶をする。 「おはよう、ありすのかわいいおちびちゃんたち。おきるじかんよ」 そう言って優しく子ありすの体を揺する。 しかし、子供たちはまだ眠っていたいようだ。 寝ぼけ眼で母親に抗議する。 「んくぅ…、みゃみゃぁ…ねみゅいよぉ…」 「もうしゅこしだきぇ…、ねかしぇちぇねぇ…」 そんな子供たちにありすは優しく言う。 「こら、おねぼうさんはとかいはじゃないわよ。ゆっくりおきなさい」 すると、 「ゆぅん…、はぁい…」 「ゆっくちおきりゅわ…」 と素直に従う子ありすたち。 本当に“とかいは”な子供たちだ。 そこに、ガチャリと扉の開く音がして、男が部屋に入ってきた。 「起きてるか? 朝ご飯だぞ」 男が手に持っているのは、たくさんのお菓子が盛られた大きなお皿。 「「ゆっゆ~ん!!」」 それを見て、眠そうだった子ありすたちは大喜びだ。 すかさず、親ありすが嗜める。 「おちびちゃんたち、まずはおにいさんにごあいさつするのがさきでしょう? ままといっしょに、とかいはなごあいさつをしましょう」 「「ゆっくちりきゃいしちゃわ!!」」 「おはよう、おにいさん。ゆっくりしていってもいいのよ!」 「「いいにょよ!!」」 元気いっぱいの挨拶をする子ありすたち。 その目の前にお皿が置かれた。 「ああ、ゆっくりしていくよ。今日もいっぱい食べるんだぞ」 男はそう言うと、部屋から出て行った。 早速、優雅な朝食を始めるありす親子。 「さあ、とかいはにいただきましょう」 「「いちゃぢゃきましゅ!!」」 お皿に盛られたお菓子は、クッキーにドーナツと、ありすたちの大好物だ。 「「むーちゃ、むーちゃ…」」 ドーナツを口いっぱいに頬張り、その甘さに顔を綻ばせる子ありすたち。 「「ちあわちぇ~!!」」 その笑顔を見ているだけで、親ありすはこの上なくゆっくりできた。 朝食を終えて、男のいる居間へとやって来た親ありす。 男は新聞を読みながら、コーヒーを飲んでいた。 ポヨン、ポヨンと近づいて、ありすは男に訊く。 「おにいさん、なにかとかいはなことはあったのかしら?」 男は新聞からありすに視線を移し、答えた。 「“とかいは”とは違うが、最近このあたりで、住宅に侵入する野良ゆっくりが増えてるみたいだな」 「まあ、とかいはじゃないわ。こわいわねぇ」 「野良なんかに手出しはさせないから安心しろ。 お前たちも、勝手に外に出たり、窓を開けたりするなよ」 「もちろんよ! とかいはなありすにまかせなさい!」 えっへん、と胸を張るような仕草をするありすに、 男は「そうか」、と答えると新聞をたたみ、席を立った。 もうすぐ出勤の時間だ。 「それじゃあ行ってくる。いい子にしてるんだぞ」 「いってらっしゃい、おにいさん」 「「いってらっちゃい!!」」 男を見送ると、ありすたちはいつものようにお部屋で遊ぶ。 ソフトボールくらいの大きさの子ありすたちにぴったりの、滑り台やジャングルジム。 親ありすはバレーボールくらいの大きさなので、使うことはできなかったが、 子供たちの笑顔で十分すぎるくらいにゆっくりできた。 キャッ、キャッと歓声を上げて跳ね回る子ありすたちの髪の毛は、ふわふわでサラサラだ。 当然、見守る親ありすの髪の毛も。 毎晩、男が丁寧にブラッシングしてくれているおかげである。 美しいのは髪だけではない。 肌も、飾りも、そして瞳にいたるまで、男の念入りな手入れによって最高の状態に保たれていた。 街中をうろつく野良ゆっくりはもちろん、ペットショップ育ちの高級ゆっくりでも振り向かずにはいられないほどの、美ゆっくり。 ありすたちは自分たちのことをそう思っていたし、男もそうだと褒めてくれた。 やがて遊び疲れた子供たちといっしょに、男が用意してくれていた、“とかいは”なランチを食べる。 今日のメニューはバームクーヘンだ。 「ありしゅ、ばーむくーへんしゃん、だーいしゅき!」 「ありしゅも!」 「おぎょうぎよくたべましょうね」 元気良く、けれども口から零さないように上品に食べるありす親子。 とってもおいしい、とってもゆっくりできる。 ありすは幸せだった。 * * * * * * * * * 私はゆっくりを飼っていた。 家族のように可愛がり、ゆっくりも私を心から慕ってくれていた。 私たちは本当に幸せだった。 だが、その幸せは、あの日、壊された。 * * * * * * * * * 夜、帰宅した男を出迎えるありすたち。 「おかえりなさい、おにいさん」 「「おきゃえりなちゃい!!」」 「ただいま」と答えた男は、早速夕食の準備に取り掛かる。 「今日はお前たちの好きなハンバーグだぞ」 「「ゆっゆ~ん!!」」 「おちびちゃんたち、はしたないわよ」 口ではそう言いつつも、ハンバーグと聞いて親ありすも嬉しかった。 「ありしゅたちはほんちょうにちあわちぇだにぇ!」 「とっちぇもゆっきゅりできちぇるにぇ!」 「ええ、ままもほんとうにゆっくりできてるわ」 これは毎日のように、夕食前にありすたちがする会話である。 「今日も一日ゆっくりできた」。 そんな幸せを親子で共有し、明日もゆっくりしようね! と願う。 そしてその会話には、男も常に加わっていた。 料理の下拵えをする手を止めて、ありすたちの所へやって来る。 「今日もゆっくりできたか?」 「ええ、とかいはないちにちだったわ」 「お前たちは幸せか?」 「ええ、とてもしあわせよ。ねぇ、おちびちゃん?」 「「しょうだよ!!」」 「…どれくらい幸せだ?」 「とっても、とってもしあわせだわ。だから…」 「だから…?」 「おにいさんのこと、これからもずっとゆっくりさせてあげるわね!」 「「あげりゅわにぇ!!」」 グチャッ。 妹ありすの体が潰れ、親ありすと姉ありすの顔にカスタードが飛び散った。 ((…え……?)) 笑顔のまま固まるありすたち。 妹ありすがいた所には、1本の腕が垂直に突き立っている。 その腕の持ち主は、 「その言葉を…ずっと…待ってたぞ…!」 冷たい瞳でありすたちを見下ろしていた。 * * * * * * * * * 私はゆっくりを飼っていた。 種類はまりさ。 少し生意気なところもあったが、純粋で心優しいゆっくりだった。 まりさとの想い出はたくさんあるが、それを語るのはよそう。 私が耐えられなくなるからだ。 まりさは家族同然の存在だった、とだけ言っておく。 あの日。 出張から帰った私を待っていたのは、割れた窓ガラス、眠っている野良ゆっくりのありすたち。 そして、額から茎を生やし、黒ずみ小さくなったまりさだった。 「まり…さ…?」 駆け寄る私。 まりさを抱えて、台所へ走る。 大量のオレンジジュースをかけて、必死に呼びかける。 「まりさっ! 目を開けてくれっ! まりさっ…!」 私の出張は3日間だった。 ―襲われてどれくらい経つ? もう手遅れなのか? そんな…! 混乱して、周りの景色がぐらぐらする。 ようやっと、病院へ連絡することを思いつき、電話を手に取ろうとした。 その時、 「…おに…さ…」 まりさが微かな声で、私を呼んだ。 「…! まりさっ! 大丈夫かっ?! 今すぐ病院へ…!」 「おにぃ…さ…、まりさ……もぅ…」 「何言ってるんだ?! 必ず助け…!」 「さいご…、あぇ……よか…」 「止めろっ! 止めてくれ! もう喋らなくていいから…!」 「おね…ぃ…、ありす……ゆるし……げて…」 それがまりさの最後の言葉だった。 瞼を閉じ、動かないまりさ。 その顔は、まるで眠っているかのように穏やかだった。 「…嘘だ……。嘘だろ……? まりさ…? …っ! 目を開けてくれよ!! まりさぁっ…!!」 視界が滲む。 いつの間にか、私の目から涙が溢れ出ていた。 頭では、まりさがもう二度と目を開けないことは分かっていた。 それでも私は、まりさに呼びかけるのを止めなかった。止めることが出来なかった。 まりさを抱きしめ、泣き続けた。 どのくらいの間、そうしていたのか。 まりさを抱きしめたまま、悄然と立ち尽くす私の背後で、気配がした。 私の声で目が覚めたのだろう、大きなありすが台所までやって来たのだ。 そして、ありすは、私に向かって、言った。 「おにいさん、うるさいわよ。 おちびちゃんたちがねているんだから、しずかにしてよね。 あら? そのきたないの、かたづけてくれたのね。 なかなかとかいはなおにいさんね、かんしゃしてあげるわ」 瞬間。 私の心に湧き上がる、一つの感情。 それは殺意。 悲しみに支配されていた私の心を、一気に塗りつぶす。 まりさは『許してあげて』と言った。 だが出来ない、こいつは殺さなければならない。 死んだほうがいい奴というのは、確かにいた。 ―殺してやる、殺してやる、殺してやる…! ―よくもまりさを…! だが、ありすを潰そうと振り上げた私の腕が、止まる。 殺意に染まり切らなかった、最後の心のヒトカケラが、私を制止した。 深く息を吸い、吐く。 私は、体の震えを必死に押さえ、努めて笑顔で、ありすに言った。 「私の飼いゆっくりにならないか?」と。 私の心の最後に残った部分。 それは、殺意すら凍りつかせるほどの『憎悪』。 この場ですぐに潰しても、こいつらは僅かな苦痛だけで楽になる。 それでは駄目だ。 私とまりさが受けた以上の苦しみを与えてやる。 大切なものが奪われる悲しみを教えてやる。 幸せの絶頂から、絶望のどん底に叩き落してやる。 そのために、私は1ヶ月もの間、ありすたちを家に住まわせ、世話をした。 私ができる範囲で、最高の生活を提供した。 ゆっくりは自分がゆっくりしていなければ、相手をゆっくりさせることなど出来ない。 心からゆっくりしたとき、初めて『ゆっくりさせてあげる』と言えるのだ。 今、ありすたちは漸くこの言葉を口にした。 ありすたちの顔、笑顔、幸せそうな笑顔を見るたび、私は唇を噛み締めた。 ありすたちの声、笑い声、幸せそうな笑い声を聞くたび、私は拳を握り締めた。 まりさを殺し、その亡骸も貶めておきながら、私を『ゆっくりさせる』だと? ―どの口がほざくか。 ―ゲスが。 復讐の時間だ。 * * * * * * * * * 渾身の力を込めて振り下ろした腕をどけると、中身がほとんど押し出され、ぺしゃんこになった妹ありすがいた。 飾りは砕け、目玉は飛び出ていたが、それでも表情は残っていた。 全身で幸せを表現しようとした、笑顔の残滓が。 カスタードに塗れた手をタオルで拭こうとして、気付く。 あまりにも強い力で拳を握り締めていたため、手の平には爪が食い込み血が滲んでいた。 だが痛みは感じない。 ありすたちの方を見ると、どうやら思考停止状態のようだ、微動だにしない。 親ありすを、この日のために用意していた水槽の中に放り込み、姉ありすは放置して、台所に道具を取りに行く。 先ほどまでの賑やかさから一転した、重苦しい静けさが心地良い。 最初に静寂を破ったのは親ありすだった。 私が戻ると、放心状態から回復したらしく、水槽の中でキョロキョロしていた。 どうやら妹ありすを探しているようだ。 私に気付いたありすが訊いてくる。 「ゆ…? おにいさん…? ありすのおちびちゃんがひとりみあたらないの…? しらないかしら…? それにこのがらすさんは…?」 目の前で潰して、死骸もそのまま、自分の顔にはカスタードまでかかっているというのに、現実が理解できていない。 あるいは、心の防御機構とやらが働いているのだろうか。 ―では、教えてやろう。 私は、カーペットにめり込んだ妹ありすの皮を剥ぎ取り、水槽に貼り付けた。 ニチャアッ、とカスタードが接着剤の役割を果たし、妹ありすの皮は固定される。 虚ろな眼窩が、水槽の中の親ありすを見つめるように。 「え…? なあに、おにいさん…? なんなの、これ…?」 ―ああ、そうか。 ―飾りがないと駄目だったな。 私は、妹ありすの砕けたカチューシャの中から一番大きな欠片を拾い、 残骸の上にくっつけてやった。 今の今まで、愛くるしい笑顔を振りまいていたお前のおちびちゃんと、感動のご対面だ。 「……ゆ…? ……ゆぎゃああああああああああああ!!!」 ―喜んでもらえて何よりだ。 「ゆあああぁぁぁ……! あでぃずのおぢびぢゃんがぁぁぁ……」 泣き叫ぶありす。 必死な目で私に助けを求める。 「おにいざんんんんん…! はやぐ…、はやぐあでぃずのおぢびぢゃんをだずげでぇぇぇ…!」 ―この期に及んで幻想に縋るか。 私は答えてやった。 「お前の子供を潰したのは私だぞ、ありす」 そう言って、私は水槽から子ありすの皮を剥がすと、飾りをつけたまま引き裂いた。 「ほら、これで諦めがついただろ?」 たっぷり10秒ほど沈黙して、ありすは先ほどとは比べ物にならない叫び声を上げた。 「どぼじでぇえええええ?! どぼじでごんなごどずるのぉおおおおおおおおお?!」 ―おいおい、あまり大声を出すなよ。 ―“とかいは”じゃないぞ? 私はありすの叫びを無視して、姉ありすを摘み上げる。 母親の悲鳴で、我に返っていたようだ。 現状も認識できているのだろう、私が触るとブルブルと震えていた。 「ありしゅのいもうちょがぁぁぁ…。どうちてぇぇぇ…。」 大きな瞳からポロポロと涙を零し、妹の死を悼むありす。 だが直に、妹を心から羨むことになるだろう。 私は姉ありすを、台所から持ってきたまな板の上に乗せた。 途端にありすが絶叫する。 「もうやめでぇえ!! あでぃずのどがいばなおぢびぢゃんをいじめないでぇええ!!!」 一方の姉ありすは、恐怖のあまり硬直して、逃げようともしない。 私はそんな姉ありすの緊張を解いてやるため、お話をしてやった。 夜眠る前に、私が読んでやった絵本に出てくるような、獣の話。 それは即ち、まりさを犯し殺し、この家に居ついたありすの話。 とどのつまりは、犬畜生にも劣る親の所業と、自分の出生の話。 全てを聞いた姉ありすは、 「ゆ、ゆ、ゆ……」 と繰り返すばかり。 私はそっと囁いてやった。 「…だから、お前も“れいぱー”なんだよ、ありす」 「いやぁ……いや…、いやぁ…! ありしゅはれいぱーにゃんかじゃにゃいぃいいいいい…!」 「ぞうよっ! あでぃずも、あでぃずのおぢびぢゃんも、りっばなどがいばよぉおおおおおっ…!!」 憤怒の形相で、水槽に体当たりを繰り返すありす。 私がこんなことをする理由が分かったことで、全身から殺意が溢れている。 ―硬化テクタイト複合の強化ガラスでできた水槽だ。 ―傷も付かんよ。 私は無駄な努力を続けるありすを一瞥して、姉ありすに訊いた。 「お前は本当に“れいぱー”じゃないのか?」 親の声に励まされ、多少はショックから立ち直ったのか、姉ありすは私の目を見て答えた。 「…しょうよ…! ありしゅはれいぱーにゃんかじゃにゃいわ…! みゃみゃとおにゃじ、りっぱにゃときゃいはよ…!!」 「そうか、ではその証を見せて貰おう」 私は姉ありすの後頭部をそっと掴むと、顎の下辺りをまな板に擦り付けるように振動させた。 「ゆっ?! ゆゆっゆっゆぅぅぅぅぅ…! やっ、やめちぇえぇええぇぇぇ…!!」 潰されると思ったのか、必死に抵抗する姉ありす。 しかし、次第にその瞼がトロンと下がり、悲鳴も嬌声へと変わっていった。 「ゆっ…ゆふぅ…みゃみゃぁ…ありしゅ…にゃんだか…ゆっ…へんにゃにょぉ…」 いったん動きを止めて、姉ありすの様子を見る。 全身からぬらぬらとした分泌液が噴出し、生殖器が隆起していた。 再び振動を与える。 「ゆっ…ゆぁぁぁあぁぁあああ…! み…みにゃいでぇぇぇぇえええ…!」 白く透き通るようだった肌は、羞恥と興奮で真っ赤に上気し、瞳も潤んでいた。 そんな姿を見られたくないと必死に懇願するが、私は止めない。 未知の快感が波となって押し寄せ、姉ありすの精神は限界のようだ。 そしてついに、 「ゆぅぅぅぅうううううう…! しゅっ…、しゅっき…!」 「やっぱり“れいぱー”だったじゃないか」 シャキン。 絶頂に達する直前、私は手にしていた鋏で、姉ありすの生殖器を根元から切断した。 円形の切断面から、ビュッ、ビュッとカスタードが発射された。 姉ありすより先に、水槽の中のありすが悲鳴をあげる。 「……べにべにが!! あでぃずのおぢびぢゃんのどがいばなべにべにがあぁぁぁぁ!!!」 一拍遅れて、姉ありすも自分の体の一部が切り取られたことに気付き、叫ぶ。 「ゆ…ゆびゃぁああああああああああ! かえぢでっ…かえぢでよぉぉぉおおおおお!!!」 私はそんな2匹に見せつけるように、1ミリ刻みで、姉ありすの生殖器を細切れにした。 姉ありすは、最も大切な部位を永久に失った。 「「ゆぎゅぅぁぁぁぁぁあああぁあぁぁぁあああああっ!!!」」 ―まだ始まったばかりだというのに、そんなに興奮するとは、はしたないぞ。 私は鋏を置いて、スプーンを手に取った。 狙うのは、涙を滝のように流す、姉ありすの青く輝く大きな瞳。 まずは右目からだ。 グリュン、ブチィ。 続いて左目。 グリュン、ブチィ。 「ゆぎょぉぉぉおおおお…!!!」 「おぢびぢゃんのぎれいなおべべがぁあああああああああ…!!!」 私の手の中には、サファイアのように青い瞳が2つ。 一気に握り潰す。 ムリュン、と指の間からはみ出てくる、割れてくすんだ宝石。 「いやぁああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁ…!」 親の絶叫で、自分の目が二度と戻らぬことを悟った姉ありすは、呟き続ける。 「みえにゃい……にゃんにも、みえにゃいよぉ……。みゃみゃぁ……どきょぉ…?」 次はその舌だ。 スプーンから鋏に持ち替えて、姉ありすの口をこじ開ける。 「ひゃべちぇえええええええ…! ひびゃあああああああああ…!」 死に物狂いで、口を閉じようとする姉ありす。 だが人間の力に敵うはずもない。 口の中に鋏を捻じ込み、標的を捉える。 ジョキン。 「んぶぅぅぅううううう…! ふぶぅぅぅぅぅううううううううう…!」 「ああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…!!!」 ―良かったな、ありす。 ―これでもう、お前は獲物を犯すことも、品定めすることも、“とかいは”を連発して馬鹿をアピールすることも出来なくなったぞ。 “れいぱー”ではないが、それ以上に醜悪で無様な姿となった姉ありす。 カスタードを吐かれては困るので、私は姉ありすから奪ったものを全て、口の中に返してやった。 ついでに、妹の死骸も。 「ふぐっ…!」 そのまま姉ありすを持ち上げようとするが、上手くいかない。 今や姉ありすの全身はヌルヌルとした粘液に包まれており、何度やっても滑ってしまう。 リンスまでしてやった髪の毛も、例外ではなかった。 仕方がないので、私は右手の親指と人差し指を、それぞれ右と左の眼窩に突っ込んだ。 姉ありすは、目を抉られ、口を塞がれているので、ビクンビクンと震えることでしか、反抗の意志を表せない。 私はそんな姉ありすを、ミキサーの中に入れた。 サクッ、とミキサーの刃に突き刺さる姉ありす。 水槽の前に、ミキサーを置く。 「さあ、おちびちゃんとのお別れだ」 しかし、ありすは水槽の中で俯き、うわ言をひたすら繰り返すのみ。 「聞いてるのか、ゲスがァ?!」 私は怒鳴り、水槽を殴りつけた。 ピキ、と音がして、ガラスに亀裂が走る。 やっと顔を上げるありす。 ミキサーを見て、 「あああぁぁぁ…」 と、力なく声を漏らす。 私はありすに問うた。 「大切な家族を殺されるのは、悲しいだろう?」 ありすは答えない。 私は続ける。 「大切な家族を殺した私が、憎いだろう?」 ありすは、私の顔を見つめていた。 ―お前は本当に、私がゆっくりしていると思っていたのか? ―何故、理解できなかった? ―何故、見ようとしなかった? ―あの時、私は、今のお前と同じ顔をしていたんだぞ? 私は、ミキサーのスイッチを入れた。 * * * * * * * * * どのくらい経ったのだろうか。 ミキサーの中の子供たちを見つめて、ありすは言った。 「がえじでぇ……。あでぃずの…がわいいおぢびぢゃんを…がえじでよぉ…」 「ああ、いいぞ。お望みどおり返してやる」 私は水槽の中のありすに、ミキサーの中身をかけてやった。 ドロドロのカスタードを全身に浴びるありす。 「どうした? 『きたない』な、ありす」 私は包丁を振り下ろした。 * * * * * * * * * 全てを終えて、男は立ち上がると、覚束ない足取りで居間へと向かった。 テーブルの上には写真が飾ってあった。 切り取られた時間の中で微笑む、男とまりさ。 ―あいつらは、この写真にすら気付かなかったな…。 男は写真を手に取った。 ―まりさ…。 まりさの笑顔を胸に抱き、男はいつまでも泣き続けた。 * * * * * * * * * まりさが伝えたかった最後の言葉。 「おねがいだよ、おにいさん。ありすのことをゆるしてあげて。 おにいさんとおわかれするのはかなしいよ。 でも、まりさはおにいさんに、ゆっくりしてほしいよ。 だいすきなおにいさん。ずっとずっと、ゆっくりしていってね…!」 まりさの最後の願いが叶うことはなかった。 (了) あとがき 最後までお付き合いいただきありがとうございます。 テンプレは奥が深いということを思い知らされました。 書いたもの 『ふたば系ゆっくりいじめ 392 お前たちに明日はない』 『ふたば系ゆっくりいじめ 411 明日に向って飛べ!』 挿絵 by儚いあき トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る あのまりさの写真にすら気づかないなどゲスにも程があるわクソレイパーども -- 2018-06-30 09 43 41 硬化テクタイト複合の強化ガラスにヒビ入れるおにいさんつえー -- 2014-05-29 23 49 14 感動した少し泣いた、れいぱー死ねこのゲス -- 2013-05-20 20 44 49 みんな!ゆっくりしてよー! あと、おやすみん(-ω-)zzzもみもみしちゃい ジュルリ -- 2012-06-17 01 05 17 ↓x8作中お兄さんの趣味とお前の趣味に何の関係も無いよね。 ゆっくりにも劣る発言は控えてくれたまえ。 -- 2012-06-04 18 23 09 制裁の有無をきめるんじゃねえyo このアンチが!知的障害はお前だyo -- 2011-09-04 11 12 58 ↓×6家族同然ってことはゆっくりでも犬でも家族なんじゃないか? それを殺されて復習しないやつがいるか!家族殺されてもお前はかなしくないのか?あぁ? -- 2011-09-04 11 11 40 ↓×5 まったくだ。こいつにはまりさを亡くしたお兄さんの気持ちを全然理解してない。まさに氏ねだな。 -- 2011-01-13 01 09 22 ↓↓↓↓差別主義の嗜好押し付け野郎は〇ね -- 2011-01-13 00 52 44 ↓3番目がゲスだろyo。少なくとも自分の家族同然に思ってる動物死んだら普通に泣ける自信が有るZE (っつても犬とかだけどyo-。) -- 2010-11-22 03 16 43 ↓↓こいつには理解力ってものが無いな。お前みたいな馬鹿は○ね。 -- 2010-11-21 10 25 49 ↓お前がゲスだろ。 -- 2010-11-02 00 10 08 いちばんのゲスはこの人間だな 虐待が好きでやってるならいいのだが まりさごときの復讐の為とかもう知的障害者かと ありすの復讐の為にれいむ・まりさへの制裁は有りだが れいむ・まりさの復讐の為にありすへの制裁は無し -- 2010-11-01 00 51 04 悲しい話だ -- 2010-10-14 23 31 30 結局、ありす達は自分だけがゆっくりしてた訳か…<写真気付かず お兄さんにはこれから幸せになってほしいのぜ -- 2010-10-10 13 16 37 ゲスは死ね! そういうことですね。 -- 2010-07-24 19 06 55
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「ふたば系ゆっくりいじめ 611 とくべつなあまあま/コメントログ」 こういうのいいなあ・・・。 -- 2010-06-10 01 48 00 ゆっくりできないくそじじいはえんまさまにしたさんをひっこぬかれてね!! -- 2010-07-17 03 11 43 ゆっくりした虐待だなぁ じいちゃん長生きしていってね!! -- 2010-09-30 06 34 12 なるほど、ゆっくりフードは寄せ餌なのかw 家庭をもってるゆっくりには無害で優しいおじーさんなんだろうな~ -- 2010-10-19 17 46 55 しぶいなあ、大人の虐待だね -- 2011-03-04 15 46 35 いつか家族持ちのゆっくりを虐待する術も編み出してほしいな。 -- 2011-03-05 00 11 52 じいさん、先輩すぎるwww -- 2012-07-20 23 16 51 じいさんに乾杯 -- 2012-07-23 15 07 48 老後はこんな感じに生きたいな。 …まずゆっくりがいない訳だが。 -- 2012-10-18 01 09 56 じいさんwwwwwwwwwwwwww -- 2015-11-29 09 06 45